【M1】大台ケ原にある『枯れ木と天の川』を撮る。〈登山〉

1.ミッションレベルB

気軽にアクセスができる場所であるが、県道４０号線（大台ケ原ドライブウェイ）の入口から約３ｋｍは、すれ違いができない程狭い。また日中は、バイクがカーブを攻めてきたりふらふらしながら自電車で走ってきたりと大変危険な道である。例年12月〜4月は通行止めになるとのことだ。
大台ケ原は日本国内で一番降水量の多い地帯で、年間の２００日は雨または雪だと言われている。撮影のチャンスは少ないだろう。
しかし、駐車場には多くの人がいることやトイレが完備されていること、枯れ木のある正木ヶ原までは30〜40分程度、ぬかるみが少しあるとはいえ整備された道であることから撮影への危険は低めであり安心感は高い。
よって、ランクはBであろう。

2.星空レベルB ＋

年数回、大台ケ原へ通うという、友人の星空ハンター曰く、ここ大台ケ原は関東一の星空だろうとのこと。実際私が訪れた際、駐車場には多くのハンターがいた。中にはドラム缶のような巨大な望遠鏡を使用している者や、20キロをこえた機材を運び山を登る者がいた。しらびそ高原や以前の乗鞍のように、星空のメッカなのである。実際目にした星空は納得いくものであった。B ＋少し甘くみるなら、Aランクをつけてもよいであろう。特に南の空は公害の影響が少なく美しい。

3.星景ランクB

星空と絡めたい景色は限られてくるように思う。似たカットが多くなり、どのカットをベストショットにするのか迷ってしまう。しかし、霧による演出、紅葉とのコラボなど、季節や天候の変化を活かしたり木道や人物を絡めたりしながら様々な一枚を表現できるであろう。

特に南の空が暗く、構図選びの際は、心を燻られること間違いない。

4.ベストショット

黄道光と天の川が交差した写真だ。そこに目を惹く立ち枯れの木をアクセントにいれた。記録的な猛暑から一変、この日は秋の訪れを感じる冷えた夜であった。地平線からあがるオリオン座を入れたことで季節の移り変わりを表現できたと思う。

5.お気に入りショット

『木道より眺める』

先客の後ろ姿を借りて撮影した。夜になれた熟練者の佇まいと大台ケ原の風景は実に相性がよい。

6.ご褒美 おススメ温泉

ホテル杉の湯

外装より内装が美しいホテルだ。
入館すると、目の前に雰囲気のよい素敵なロビーがとびこんでくる。広い窓からは豊かな自然が見えて心も休まる。

温泉も清潔感があるとともに檜や石段が使われていて、風情がある。

料金は700円で一般的だが、温泉の良さを考えると安く感じる。