【M45】金星と木星を撮る
1.金星木星の撮影について
金星と木星が接近中なので、1月13日に、撮影してきました。金星は、大変明るく昼間の空でも観測できるほどです。
最も明るいときには、-4.7等にもなります。一際明るい星で構成され、星座を見つける指針ともなるオリオン座内のペテルギウスやリゲルでさえ一等星です。計算上それらの185倍の明るさになります。
とにかく明るく、地平線から出てくる様子は感動的です。あまりの存在感に驚かれると思います。こんな瞬間を紹介したら喜んでもらえそうです。
ただ、他の星と比べると明るすぎるため、撮影の際は存在感が苦しく感じることもあります。
今回は、夏の天の川をいち早く撮影しようと思っていましたが、予想以上に金星が明るく難しかったです。
金星は、明るいので光条が写ります。レンズの仕様や絞り値によって光条の形が変化しますので、撮影時はどのレンズや絞り値にするか悩みます。
ソフトフィルターをかませると明かりが滲みすぎるので不向きです。他の星は滲ませたいのにと悩ましいです。
木星もかなり明るく、-2.9等級もの明るさになることもあります。
恒星の中で最も明るいシリウスが、ー1.47等級ですから、夜空の中にあると異質の明るさです。高度が低いときに見れば、灯台などの人口の明かりではないかと疑うほどです。
ちなみに、級が1等級変わると明るさは約2.5倍変化します。5等級の場合に明るさの差が100倍にもなります。
1-2.まとめ
金星木星は、大変明るく美しいが、星景写真の中で表現するのは一苦労。
2ベストショット
最も明るい星が金星です。
金星、木星、さそり座に流星が飛び込んだ賑やかな写真を撮影できました。また、岩本彗星も写すことができました。
ミッションレベルB