星景写真撮影に役立つオススメ3大サイト+2
以前投稿した「星景写真撮影に役立つおススメ3大サイト」も参考にしていただければ。
撮影地を打ち込めば、標高が分かる優れたサイト。美しい星空を見る条件の一つである、標高を簡単に知ることができる。
旅行に行く際、撮影スポットを探すのに活用してる。
5.光害マップLight pollution map
あなたの住んでいる場所から、もっとも近い「星降る夜空」の見える場所を探す地図! - ICHIROYAのブログ
空の暗さを判断するのに光害マップは大変便利なサイトである。
地震により大停電のあった北海道では、札幌市内であっても天の川が肉眼でみえたという。空の暗さが満天の星空の条件である以上、撮影地を探すうえで光害情報は切ってもきれないものである。
【M24】夜の雲海と星空の写真を3枚撮る。
1.ミッションレベルBー
「真っ白な雲の絨毯」「まるでラピュタの世界」などと、雲海のある景色の美しさが例えられる。
単調な景色が、雲海の発生で特別なものとなるのだ。
夜の雲海を見たことがある人は、それほど多くはないだろう。普段の撮影では邪魔者扱いされる下界からの光は、雲に色を与え幻想的な景色を演出する。何色にも色を変え、雄大に形を変える雲の様子は、大変神秘的である。自然と文明が織りなす景色に心を奪われる。
雲海には、下界からの光を遮断し、空を暗くする効果がある。天の川はより濃く見え、星は一層輝きを増す。白い雲は、暗闇にあっても存在感を失わない。
「美しい景色をカメラで作り出したい」気持ちも分かるが、私は、感動した景色にシャッターを切りたい。美しいと思ったものを撮りたいのだ。この当たり前の撮影意欲を、私は大事にしている。
雲海と星空の景色を見るたびに、この大事な撮影感覚を思い出させてもらうのだ。
雲海は、条件が重なることで発生する。いつでもみれる景色ではなく、特別な気象現象だ。雲海の発生条件を頭に入れておけば、出会える確率があがるだろう。
【雲海の発生原理4つのステップ】
1.放射冷却などで地面が冷える
2.地面付近の水蒸気を含む空気が冷える
3.無風で冷えた空気が溜まる
4.空気中の水分が飽和状態を通り越して霧ができる
【雲海の発生条件5つ】
1.季節:主に春や秋
2.時間帯:夜明け前~早朝
3.気象:湿度が高い・放射冷却がある・無風状態・快晴
4.気温:前夜の気温と次の日の早朝の気温に差がある
5.場所:山間部や盆地
雲海が発生しやすい場所が存在する。情報を集め撮影に行くことをオススメする。
月ごとの撮影計画 10月
10月
9月下旬から10月初旬は、例年、標高2500~3000mの北アルプスや南アルプスの紅葉の時期である。北海道や東北も同じ位の時期に紅葉するのだろうか。9月27日現在、乗鞍岳の位ヶ原あたりが見頃だと言う情報を得た。今週末は、台風の影響で撮影が難しそうだ。
私は、例年涸沢の紅葉撮影に出かけているが、裏剱岳や鏡平や槍沢などの紅葉の撮影もタイミングがあえば訪れたい場所である。
中旬には、上高地や刈込池、乗鞍高原の紅葉がよい時期となる。桜と同じで見ごろは一週間程度と短いため、十分な撮影計画が必要である。
秋は、雲海と星空の撮影に適した季節である。夏にも雲海が発生するが、秋はそれ以上に空気が澄んでいて星空の撮影が楽しい。
10月21日は、オリオン座流星群の極大日である。流星と星空もいいだろう。
【山岳星景撮影地】北アルプス・信州の名峰・八ヶ岳・浅間山・霧ヶ峰・中央アルプス・南アルプス「見る・撮る・描く 絶景の山」
山岳星景写真の撮影地を探すなら「見る・撮る・描く 絶景の山」シリーズの本はお勧めだ。全カラーページで大変多くの写真が載っている。撮影地が一つ一つ地図で紹介されている点もよい。
山を「見る・撮る・描く」ための本であるので、美しく見える場所が紹介されている。
山の大きさを感じたければ、それより低いところから見上げるのがよいが、そんな景色を楽しめる撮影場所の掲載も多い。登山には抵抗があるが、山の風景を楽しみたい方には、大変参考になる写真が多くお勧めである。
もちろん、山の上から撮影された景色も、数多く載っているので登山家にもお勧めだ。
見る撮る描く絶景の山 八ケ岳・浅間山・霧ケ峰 (ビジュアルガイド)
- 作者: 菊地俊朗,日本山岳写真協会
- 出版社/メーカー: 信濃毎日新聞社
- 発売日: 2006/04/01
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見る撮る描く絶景の山 中央アルプス・南アルプス (ビジュアルガイド)
- 作者: 菊地俊朗,日本山岳写真協会南信支部
- 出版社/メーカー: 信濃毎日新聞社
- 発売日: 2004/06/01
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見る撮る描く絶景の山 北アルプス (ビジュアルガイド (2))
- 作者: 菊地俊朗,日本山岳写真協会松本支部
- 出版社/メーカー: 信濃毎日新聞社
- 発売日: 2005/03/01
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【M23】ワンランク上の自撮り星景写真を撮る。〜この世でいちばん素晴らしい色を表現〜
1.ミッションレベルC
人物にライトを当て、ポートレートと星空を組み合わせた写真をよく見る。モデルと美しい星空は、見ていて、嫌な気持ちになるはずがない組み合わせである。一度撮影してみたいと思うが、私は人物のシルエットを生かした星景写真をオススメしたい。
シルエットを生かした星景写真のモデルは、イケメンや美女でなくてもいい。夜空に酔いしれた撮影者自らがモデルとなればよい。
人物を入れることで、創作イメージが膨み撮影をより楽しめることがある。立ち位置や動きや姿から、一枚の写真に物語が生まれる。そのときの自分の感情を反映してみたりと、凝りだすとあっという間に時間が経っているのだ。
「この世でいちばん素晴らしい色は、あなた自身を輝かせる色」 ココシャネル
たまには、自分を輝かせてみてもいいだろう。
撮影した写真にタイトルをつけてみるのも面白い。
『大空で抱きしめて』
『星空散歩』
尾畠春夫さん〜ボランティア
山口で行方不明の2歳児を見つけたことで連日報道された尾畠春夫さんが、情熱大陸で取り上げられていた。
携帯電話を持たず車で寝泊まりしながら、ボランティアを続けられている。
破れたTシャツや土埃がついた上着などから、現地での作業の苦労や気配りを感じた。
鍛え抜かれた広背筋は78歳とは思えない。きっと重い土砂をスコップで何度も持ち上げ鍛え抜かれたに違いない。
「かけた恩は水に流す,受けた恩は石に刻む」という尾畠さんの人柄が伝わるフレーズが紹介された。
現地の人からなのだろうか、尾畠さんは焼きそばの差し入れを受け取り涙を流された。
与え尽くしているのは、尾畠さんの方なのに、なぜ尾畠さんが泣く?一瞬混乱した。
少し間を置いてようやく私は気づいた。
尾畠さんは、被災地の方々の境遇を十分に理解している。その境遇の中で生まれた優しさの重みを瞬時に理解し、涙を流されたのだろう。
現地の人たちの迷惑にならないようにと、「自己解決と自己管理」をモットーにしたボランティアをされている。やらされてるでもなく、やっているでもなく、やらせていただいていると尾畠さんはおっしゃっていた。
名誉や地位にも興味がなさそうだ。収入は年金だけとのこと、お金を求めているようには思えない。
尾畠さんは、多くの人が求めているものとは違うものを求めているのだろうか。
放送中の尾畠さんは、不幸せな表情ではなかった。むしろ生き生きとしているようだ。人の役に立っているという充実感を得ているからなのだろうか。何を原動力にボランティアを続けられるのだろうか。
この原動力の秘密に迫るヒントが、番組終盤に隠されていたように感じた。
尾畠さんは、11歳で死に別れた母親がいたそうだ。「よくやったと背骨や肋骨が折れるくらい強く抱きしめて欲しい」と母親を思い出しながら涙を流されていた。
いつか来る、最後の日を迎えるとき、胸を張って母親に会いたいと思われているのかもしれない。
【M22】前穂高と紅葉を組み合わせた星景写真を撮る。涸沢〜北穂への登山道より
1.ミッションレベルB+
通過も含め、涸沢には5回足を運ばせてもらってる。
涸沢から見上げる紅葉は、沢に密集した紅葉を一望でき圧巻の景色だ。その紅葉を間近に見ながらの北穂高や奥穂高への登山は、景色がよくおススメだ。
登山途中、振り返ると前穂高岳と紅葉が組み合わさる撮影スポットにいくつか出会うことができる。涸沢での撮影に満足したら、視点を変え登山道からのカットを狙ってみるといい。北穂高、奥穂高どちらの登山道も、登り始めによい撮影スポットがある。そのため、ナイトハイクも比較的安全にできる。
賑やかな涸沢での撮影もいいが、賑やかな声を遠くから聞きながら、1人静かに被写体に向かう撮影もこの時期にしか味わえない涸沢の楽しみではないだろうか。
2.ベストショット
薄明時の明かりを生かして、前景のナナカマドの赤を浮かばせた。この時間は、空が急速に明るくなる。焦る気持ちを必死に抑えながらシャッターを切った。