【M47】厳冬の赤岳と天の川を撮る
アウトプットの重要性を考えてブログを始めたが、2ヵ月近く更新が滞ってしまった。
「自分のペースで、長く続けていくことが大事」と先輩ブロガーからのアドバイスを思い出した。
1.登山について
3月16日、八ヶ岳に雪が降った。新雪を装った「赤岳と天の川」を狙いにナイトハイクした。登山口に着いた22時30分ごろ、予報通り天候は回復していた。風が弱く、月明かりの下というコンディションのよい条件で登ることができた。
日中は雪が降っていたとうのに、八ヶ岳にはトレースがついていた。登山道のコンディションも良好だ。三週連続で登山に出かけ足に自信がついていた点、テント泊をやめ軽装備で上ることが出来た点もコースタイムを20分ほど縮め目的地へたどり着くことができた理由だ。体をもう少し絞れば...
予定時刻より早く登れたことで、月が沈み、空が暗くなっていく時間を楽しむことが出来た。
2.ベストショット
グレートスタークラウドとさそり座の定番の構図だが、やはり大変美しい。
体感だが、気温はマイナス10度程度。汗がひき、体温がどんどん奪われる。凍えながらも、天の川が登る瞬間に歓喜しながら、撮影を楽しんだ。
木星とアンタレスとテントの灯りの三光をバランスよく配置できた。新雪のついた木々もよいアクセントだ。
ミッションレベルB +
【M46】横たわる天の川を撮る
2月になりました。
いよいよ、明け方には、夏の天の川を見ることができる季節です。この天の川は、地平線と平行して現れます。その存在感は、夜空に急激な彩りを与えます。銀河の星の数の多さに驚かされるでしょう。
ミッションレベルB
【M45】金星と木星を撮る
1.金星木星の撮影について
金星と木星が接近中なので、1月13日に、撮影してきました。金星は、大変明るく昼間の空でも観測できるほどです。
最も明るいときには、-4.7等にもなります。一際明るい星で構成され、星座を見つける指針ともなるオリオン座内のペテルギウスやリゲルでさえ一等星です。計算上それらの185倍の明るさになります。
とにかく明るく、地平線から出てくる様子は感動的です。あまりの存在感に驚かれると思います。こんな瞬間を紹介したら喜んでもらえそうです。
ただ、他の星と比べると明るすぎるため、撮影の際は存在感が苦しく感じることもあります。
今回は、夏の天の川をいち早く撮影しようと思っていましたが、予想以上に金星が明るく難しかったです。
金星は、明るいので光条が写ります。レンズの仕様や絞り値によって光条の形が変化しますので、撮影時はどのレンズや絞り値にするか悩みます。
ソフトフィルターをかませると明かりが滲みすぎるので不向きです。他の星は滲ませたいのにと悩ましいです。
木星もかなり明るく、-2.9等級もの明るさになることもあります。
恒星の中で最も明るいシリウスが、ー1.47等級ですから、夜空の中にあると異質の明るさです。高度が低いときに見れば、灯台などの人口の明かりではないかと疑うほどです。
ちなみに、級が1等級変わると明るさは約2.5倍変化します。5等級の場合に明るさの差が100倍にもなります。
1-2.まとめ
金星木星は、大変明るく美しいが、星景写真の中で表現するのは一苦労。
2ベストショット
最も明るい星が金星です。
金星、木星、さそり座に流星が飛び込んだ賑やかな写真を撮影できました。また、岩本彗星も写すことができました。
ミッションレベルB
【M44】三大流星群(しぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群)を撮る
今夜はしぶんぎ座流星群の極大日です。
活動のピークは1月4日(金)の11時頃と予想されているため、観測には今日3日(木)夜から明日4日(金)の明け方にかけてがよさそうです。
4日(金)の月出は、5時12分。かなり細い月ですので、月明かりの影響は受けません。個人的には、三日月程度の大きさの月が出ているときの写真が好みですので、少し残念です。
まだ撮影地は決まってませんが、どこかで撮影できたらいいです。
1.三大流星群とは
「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」の3つの流星群のことです。毎年決まった時期に、多くの流星を見ることができます。
2.しぶんぎ座流星群
1年の最初を飾る流星群です。通常は1時間あたり20個から50個程度の観測ができます。
極大日は1月4日ごろ。
11月のおうし座流星群、12月のふたご座流星群、そして1月のしぶんぎ座流星群とこの時期の夜空は大変賑やかです。
流星群の名前に使われている「しぶんぎ座」は、現在では存在しない「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」という星座に由来しています。また「りゅう座ι(イオタ)流星群」と呼ばれることもあるが、正式には「しぶんぎ座流星群」が用いられています。
年間でも常に1・2を争う流星数です。私が奥穂高から観測した時には、条件もとてもよく1時間あたり50個以上の流星を観測しました。極大の時期がお盆の直前なので、夏休みなどの時期と重なり観測しやすい流星群です。
極大は、8月13日ごろです。経験上、前後2.3日も多く観測することができます。
4.ふたご座流星群
年間最大の流星群と言える。条件の良いときには、1時間に100個程度の流星を数えることができます。
ふたご座流星群は、12月の上旬から流星が流れ始めます。12月中旬に入って数が増加し、極大を過ぎると急に流星数が減ります。2018年も翌日の流星数は、激減しました。
極大日は、12月14日ごろ。
「国立天文台(NAOJ)参照」
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【M43】今年の10枚を選ぶ
2018年は、火星やウィルタネン彗星の接近や、皆既月食など天体イベントが多い一年でした。プライベートでは、気が滅入ることが多い1年でしたので、空が賑やかであったことは有り難く、星空を見上げる時間が、心の支えとなりました。星景写真の魅力を再確認できた1年だったとも言えます。
撮影は、全てが目標通りとはいきませんでしたが、振り返れば撮影したときの状況や気持ちが思い出されるものばかりです。
皆様、よいお年を!
今年の10枚
『薄明の一本桜』
『月夜の笠ヶ岳』
『天空の池』
『西穂高岳』
『雷雲と星景』
『紅葉と天の川』
『光比べ』
『ウィルタネン彗星と綿帽子』
『雲海を泳ぐ』
『白山』
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【M42】ウィルタネン彗星を撮る。ワータネン彗星 46P
最接近前日(2018.12.15)、条件がよかったので、ウィルタネン彗星を撮影しました。
緑の星の色は、大変美しく、夜空に彩りを与えてくれます。普段の夜空にプラスαがあると、撮影がより楽しいですね。
三等級の明るさとのことでしたが、肉眼ではなんとか観測できる程度でした。
ベストショット
錫杖岳にもう少し接近すると、軌道を予想していたのですが、外してしまいました。
なんとか画角に収めることができました。プレアデス星団 - Wikipedia(M45.すばる)もよい存在感です。
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【M41】ふたご座流星群を撮る
年間最大の流星群との呼び声高いふたご座流星群の撮影してきました。
1.極大日前日 12月13日
自宅のベランダから撮影しました。条件の良いときには、1時間に100個程度の流星を数えることができるとのことですが、市街地からでは、目視で一つのみでした。
2.極大日 12月14日
観測地は雲が多く、満足いく撮影はかないませんでした。ただ、雲間にいくつも流れているのを確認できました。今年は当たり年だと、SNSでの投稿が多く、素晴らしい写真に心踊りました。
3.極大日翌日 12月15日
ふたご座流星群は、12月の上旬から流星が流れ始め、12月中旬に入って数が増加し、極大を過ぎると急に流星数が減る傾向にあります。
三日間で1番条件のよい夜でしたが、普段の夜と変わらない流星数でした。
ベストショット
オリオン座とふたご座流星群にウィルタネン彗星と、賑やかな夜空と雪景色を組み合わせて撮影しました。気温はマイナス10度ほどでしたので、冬の凍てつく空気を感じながら撮影できました。
撮影後の温泉は格別です。
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